スティーブ・ジョブズ感想 #ネタばれあり
実は公開初日には見てたんですが。
最初に言っておくと俺はAppleが嫌いです。
いやエロゲができないからとかではなく、なんかあの信者がウゼエのとかオサレ感が。
そんなわけでジョブズにも良いイメージなかったんですが、
この映画を見て「うわーやっぱこいつ大嫌いだ」と思いましたね。
ただし、映画としては面白かったです。ジョブズのクズっぷりも堪能できましたので。
わざとジョブズについての事前情報を仕入れずに映画を見たんですが、
最初に思ったのはジョブズは決して技術者として天才というわけじゃないんだな、ということです。
(むしろ技術者として素晴らしいのはウォズですね。チートかよというレベル)
ジョブズが凄いのは先見性とプレゼンであり、天才的なのはプロデュース能力である、と。
それだけなら一緒に仕事したいなー、とか思いますが、いかんせん人間性がなあ・・・。
別に、付き合ってた女を妊娠させたくせに捨てるとかそのへんは良いんですが、劇中で自分の思想に反対する技術者を即クビにしてたシーンがありまして。もおう宗教じゃないですかそれは。
ラスト近くでジョブズに心酔してる若きデザイナーが出てきたんですが、狂信者感があってキモかったです。
全体的に、ジョブズがどういう人間かという点にスポットが当たっていて、ジョブズの身の回りで起きた出来事はオマケ程度なのが伝記としてはちょっと意外でした。
もちろんApple設立の経緯や、Macの誕生、Apple追放から復帰までとか一連のエピソードは劇中出てくるんですが、あくまで描写のメインはジョブズの行動・思考であってエピソード自体はオマケみたいな感じでしたね。
最後がちょっと駆け足気味だったんですが、原作ではこのへんちゃんと補完されてるようなのであとで原作読みたいなーと思いました。
まあ総合的には満足したので見て良かったです。
ただあれ、ジョブズは人間としてクズって前知識がない人間が見たらApple製品のイメージ悪くなるんじゃなかろうか・・・。
余談ですが、後日テレビで放送しててちらっと見た「ソーシャルネットワーク」は微妙でした。やっぱジョブズに比べてキチガイ度が足りないからか。